01: Intro 改
前のアルバム『SX』収録の曲を、リリース直後にいじくり回してDJプレイの時とかに使ってたんですが、
せっかくだからCDにも入れようと思って、少し直して収録しました。
結構こうやって原曲をちょっとエディットして使うのはよくやります。
新しく足してるボイスサンプルがかなり気に入っています!
02: Tokyo Hardcore Music All Night Long
これはかなり前からある曲で、幾度もヴァージョンを変えつつDJやライヴでプレイしてきた曲です。
国内の色んなHARDCOREのパーティーに遊びに行って感じる熱気というか"みんなHARDCORE好きだなあ!"っていう
気持ちを、JAPANESE HARDCORE PEOPLEへのリスペクトの想いを曲にしてます。
ブレイクで入る8bitなゲームサウンドやアーメンブレイクは日本のHARDCOREサウンドのアイコンとして採用しています。
ちなみにボコーダーボイスはサンプリングじゃなくって録り直しています!
03: Believing Thought There
夏の乾いた空気や疾走感のあるレイヴィーな雰囲気をイメージして作りました。
ビットクラッシュとかフィルター系のエフェクトは使いまくってて、違うことがしたかったので
この曲では部分的にリードシンセにリングモジュレーションのエフェクトを使ってるんですが、
かけるとボリューム上げすぎた時に起こる歪みっぽい音になって面白かったのでそのまま使っています。
リードシンセの向こう側で響くグランドピアノの音が個人的にツボで、この曲でもそういうシーンがあります。
日本的な夏の幻影みたい感じを出したくて、曲中でヒグラシの鳴き声を使っています。本当はフィールドレコーディングで自分で採取したかったんですが、それを待っているとアルバムのリリースが秋になっちゃうのでサンプルです。
04: Pioneer's Technics - [Billy'Daniel'Bunter presents "The Future Generation"収録]
「The Prodigy - Fire」で有名なラガボイスサンプルに、僕の祖父が所有していたディスコのレコードからサンプリングしたループを重ねたら、混沌としたサイケデリックなディスコの雰囲気になったので、それをそのままトラックに封じ込めています。
曲名は世界中のクラブで使用され、ダンスフロアに音楽を送り続けている日本が誇る2大ブランドからつけました。
Squad-EやRe-Conの影響が強いHardcore meets Other musicなトラックです。
05: Take You Away
ハッピーなボーカルチューンです。
最近個人的流行りのロッキンなギターを入れています。ボーカルに後半伸びやかなアドリブパートがあったので、後半はアンセミックなピアノ連打の展開にしました。
06: Loud!!!!! feat. 楽天斎 - [BBC Radio 1: Kutski(2010.07.24)にてOn Air]
締め切り間近で一番短時間で作った曲です。
でもそれが功を奏してガツガツした凄いエッジの効いたサウンドに繋がったと思います。
多分、僕は時間を掛けてじっくり作るより短時間でババッと製作する方が合っているのかもしれないですね(笑)
予想もつかない、リアルタイムで起きるクラブパーティー内の刺激的な感じが表現できていると思います。
楽天斎くんに「ダンスフロアに火を点けるような、起爆剤になるようなリリックを作って」ってお願いして
書いてもらいました。詳細はリリックをブックレットに掲載しているので見てみてください!
"LOUD CROWD!" どんどん大騒ぎしていこうぜって感じです!
07: What Time Is Love - [Billy'Daniel'Bunter presents "The Future Generation"収録]
i-Podを買って以降ずっと聞いているDrum & Bass ArenaのポッドキャストやNetsky、Specialist Sound、
Danny Byrdに影響を受けて作ったドラムンベースレイヴトラック。
ベースは3本くらい重ねて、それぞれにシーケンスを変えてベースの波みたいにしています。
08: GENER8OR feat. MC Rally (The End Of Nightmare Remix)
これも前のアルバム『SX』に収録した曲をアルバムリリース後すぐにリミックスしてDJで使ってた曲。
なので中盤はオリジナルとほとんど一緒です(笑)
『SX』リリース後に、ちょっとリラックスしようと思ってお風呂入ってる時に鼻歌で「GENER8OR」を歌ってたらどんどんコード進行やピチカートのアイディアが湧いてきて急いで風呂出てCubaseを立ち上げたのを覚えています(笑)
この曲中での"ジェネレイター"って言うのはクリエイターやDJだけでなく、好きな音楽や物にのめり込んだりパーティーに参加したりしている全ての人のことを示していると思っています。自分の好きなものを友達に薦めるのも立派なプロモーターであり、ジェネイターなんじゃないかなと。
09: Aciiiiiiiiiid MF
USTREAMでテクノとかもプレイしてる時にACIDやっぱヤバいなーと思って、FREEFORM系では結構TB-303がメインになる曲があるけど、いわゆるHardfloor的な展開のブレイクになるHARDCOREってないなあと思って作った曲です。
とにかく狂ったようにフロアを跳ね回るアシッドにしたかったので303系シンセは2本使っています。
中盤でリズムパートがほぼ全てTR-808のサウンドに切り替わってOLD SKOOLなSTABも入ってくるパートが個人的に気に入っています。
10: Bring The Light Of Love
海外で行われるHARDCOREビッグフェスのメインアリーナをイメージして製作しました。
Aメロからサビ、そしてブレイク明けにかけての流れが気に入っています。
イントロやブリッジで登場する小刻みにパンするループはBattery内で切り刻んだループの断片をパーツごとに
パンさせています。イントロでリズムがパンするとDJで超使いにくいんですが、作っている時は忘れてました(笑)
11: Theme Of Happiness -U2nomiya Ravers Night Groove- - ["Happiness"公式テーマ曲]
僕とDj rightwingオーガナイズによるパーティー《Happiness》のテーマ曲。
元々は《Happiness》のオフィシャルサイトにアクセスすると流れるオープニングテーマとして製作した
1分半くらいの曲だったんですが、それが凄く好評で、ちょっとしてから開催された水戸のパーティーの前日に
Dj rightwingから「俺明日遊びに行ってフロアで聞きたいから長いの作って」と言われて半日ぐらいでEXTENDED MIXを作りました。
《Happiness》のエッセンスである、ハッピーな雰囲気、HARDCOREのマッシブさ、レイヴの楽しさをそれぞれ色んな音色や
展開で表現しています!
もちろん、イントロは僕とDj rightwingお互いのベストアンセム「Toy Town」へのリスペクト!
12: Water Slider
当初「Theme Of Happiness」をラスト曲にしようと思ってたんですが、もっとクールダウンして終らせたいと思って、
ストックの中から選んだ曲です。
メインのリフで使っているシンセは実はフリーのソフトシンセです。
フリーだけどとても切ない良い音がしたので採用しました。
夏休みの切なさや戸惑いみたいなものがテーマになっています。8月の田舎の田園風景とか、そういう感じが似合うかなと思います。
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